実は、リンパマッサージは医療行為だった

リンパマッサージは、その美容効果やダイエット効果の評判がよく、エステサロンや美容マッサージ店でも人気のコースです。

このリンパマッサージ。
実は、もともと入院患者さんに対して行われる、医療行為だったのです。

リンパマッサージは、ヨーロッパの病院で実践されていた医療行為。長期間入院している寝たきりの患者さんのリンパの循環を良くするために始められたマッサージ法です。

長期間寝たきりのままの患者さんは、リンパの流れが悪くなります。

その影響で、免疫機能も衰えてしまい、病気が治癒しにくいことから、寝たままでもできるように、マッサージが考えられました。

もともとは医療行為として行われていたリンパマッサージ。

これに、様々な工夫が取り入れられ改善された結果、現在のリンパマッサージの方法に至っているわけです。

ただ、リンパマッサージが、最初に日本に入ってきた当時、あまり受け入れられなかったようです。マッサージと聞くと、痛いというイメージがあるからです。

最近でも、「リンパマッサージは痛い」というイメージを持っている人は多いようですが、もともと入院患者さんに行われていたマッサージです。

きちんと行えば、マッサージといえども痛くありません。
むしろ、痛いくらい力を入れては逆効果です。

ただ、スキルの低い人のリンパマッサージを受けたら、力を入れすぎたり、間違った方法だったりするので、痛みを感じてしまうかもしれません。

リンパマッサージを正しく行えば、美容やダイエット、もちろん健康にも、高い効果が期待できるマッサージ法です。きちんとリンパの流れに沿って行えば痛みを感じることもありません。